令和元年 師走のレッスンご紹介
2019/12/16
早いもので令和元年も残すところ10日余りとなりました。イベントが多く課題の選択肢も多々ありますが、新年に向けて今月の課題は花びら餅といたしました。花びら餅の由来は所説ありますが、菱花びら餅といわれ平安時代の宮中新年の歯固めの儀式の料理から現在の和菓子に姿を変えてきたようです。牛蒡に味噌餡、菱形にかたどって人参に見立てた羊羹を中に入れて餅で包むという、一つの雑煮椀を汁のない包み雑煮が花びら餅になったといわれています。裏千家の初釜で使用されたり、今では広く楽しむことがきるようになりました。また、花びら餅を雪の降り積もった梅の花とその枝に見立てているという説もあり風情ある魅力的なお菓子です。牛蒡を柔らかく甘く蜜漬けする手間はありますが、他は存外シンプルで手作りの美味しさを楽しんでいただけます。生徒さんの作品をご紹介します(^_-)-☆